第81回日本熱処理技術協会講演大会にて技術功績賞(林賞)、技術論文賞 受賞

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           渡邊陽一 (博士)      石塚はる菜

当社の取締役で技術本部長の渡邊陽一が技術功労賞(林賞)を、また、このコラムでは
すでに常連となっております技術研究所の石塚はる菜が第81回日本熱処理技術協会
講演大会にて技術論文賞を5月21日に授与されました。

渡邊氏は新日鐵、日産自動車、仙台高専教授を経て当社に入社しましたが、その間の
1999年には高濃度窒素を利用した浸炭窒化鋼の接触疲れ強さに関する研究で、東京
工業大学から博士(工学)の学位を授与されるなど、一貫して自動車用部材の浸炭や
浸炭窒化などに関する課題解決、新プロセス開発に取り組んできました。
中でも駆動系ユニットの小型軽量化の実現へ向けた研究や熱処理工程の計算機
シミュレーション技術の開発、当社においてはイソナイトLS処理の適用拡大、高精度
窒化シミュレーション技術の開発、プラズマイオン注入法によるDLC成膜や窒素イオン
注入の研究開発などが評価されての今回の受賞となりました。

また、石塚はる菜は若手技術者に贈られる研究発表奨励賞・優秀賞を連続して受賞し
ましたが、この技術論文賞は平成27年度の学術論文誌「熱処理」(隔月発行、Vol.55
-No.1~6)に掲載された論文の中で最も優れた論文と認められた賞で、学術的に非常に
価値の高いものです。
そのタイトルは「塩浴軟窒化処理した低炭素鋼の耐食性ならびに耐摩耗特性に及ぼす
表面組織の影響」で、イソナイトLSで形成されるリチウム含有鉄酸化層が耐食性や金属
間の凝着抑制効果に優れることを実験により解明し、定量的かつ学術的に述べられています。